68th リンダウ・ノーベル賞受賞者会議参加記録 ~2日目~

今日から本格的なリンダウ会議のセッションが始まりました。



25日の予定は、朝に受賞者の講演が4件とアゴラトークが2件。
この日のセッションはRosbash先生、Young先生、Moser先生、Chu先生です。どの先生も基本的には自身のノーベル賞を受賞するに至った研究の話を当時から現在までつなげて話していました。どの先生もまだまだ自身の研究を続けていて、賞を取ったから終わりなんてことはないんだなあという感想。今では価値の周知されている研究も、当時は10年で10個のサイテーションしかなかった話など、最初からその研究の価値が世間に認められているわけではない話などは興味深かったです。

アゴラトークは、同時刻に別の部屋で、別の先生がナビゲーターと一緒に先生が考えてきたテーマを話す、そして会場からの質問を受け付けてセッションを行うスタイルでした。ですので、どちらの部屋に行くのかを決めなければいけません。
この日のアゴラトークで印象的だったのはShechtman先生の講演でした。これまでもアゴラトークで話されていたみたいですが、今回のテーマは「Colour of Insects and Colour from Insects」。好奇心がどこから生まれてくるのか、美しさとは、興味深さとは。。。ワクワクするような探求心を今も失わずに行動されているのが、とても印象的でした。講演の後には記念に一緒に写真も撮ってもらったり。

あと質問の中でキャリア形成の不安についても、示唆に富む指摘をしていました。どのテーマを自分のキャリアで扱うのかいまだに悩んでいるという質問に対して、もっと気楽に、研究できることは素晴らしいことなんだ、これだ!と決めてしまうことの方が勿体無いよ、みたいな返しをしていました(生きているだけで素晴らしい。研究を楽しもうみたいなことも言ってたかな)。テーマを決めなきゃと焦る気持ちとは、うまく付き合っていかなければと思います。

その後はLunch Break。600人が一斉にランチを食べるので会場は混み混み。なんとかスペースを見つけ喋ったのは、まだ22歳と23歳という二人。ポルトガルとシンガポールだっけな?(新しい人と会いすぎて記憶が曖昧。。。)
Under Graduateからも、この会議に参加している若手研究者がいるようです。

午後からはOpen Exchange。
だれか先生を選んで、フリートークみたいな企画。午前にアゴラトークを少ししか聞けなかったDoherty先生の部屋に行きました。
参加者からは質問が止みません。また先生も全ての質問に大変丁寧に答えているのが印象的でした(唯一、もっとも素晴らしかった失敗は?という質問には、too difficultという答え笑)。
盛り上がってくるとなかなか英語を追えなくなりそうになるのが辛いですね。その中でも印象的だったのは、研究を発表する際のストーリーの重要性、問題点はなんなんだという見方。また良いリーダーとは、話を聞き、Openな雰囲気を作り出し、気軽にMeetingを行えるようにしていること、など。あとPublishはあくまで一つの通過点であって、最終目標ではないとの言葉には唸りました。大きな研究のストーリー、解くべき問題を考えた時、Publishの立ち位置はそうなるのかと。

Open Exchangeの後は、ポスター発表をする人による2分間の発表。コロナウイルスの膜タンパクの構造解析が興味深い。発表も上手だったな。
そもそも400人近い人がポスターにアプライしていて、発表できたのは30人のみ。狭き門なんです。なんと11人の日本人参加者のうち、3人がそのポスター発表に選ばれています。ポスター発表は皆による投票によって、三人の優秀賞が選ばれるので、意図的なものはよくないけど応援したい気持ちがありますね。

ポスターセッションも終わり、1日の締めは中国の支援のもと開かれたInternational Get-Together。


テーブルで食事の用意がセットされ、各ノーベル賞受賞者も席につき、舞台では中国の芸が披露されていました。
最初に中国の関係者の挨拶があった後、ノーベル賞受賞者2人を舞台に呼び、最近の中国の勢いについて話していました。
中国すごい感の溢れる会話で、最近元気のない日本の立場としては色々感じずにはいれませんでした。
他の日本人参加者とも話していたけど、なんとか若手で現状の打破をしたいという思いは強まりました。

9時でこのくらいの明るさです。夕日が綺麗です。

最後はバンドによる演奏。ダンスミュージックが中心で、舞台の前で踊り狂います。みんなよく踊ります。先生の中でも踊る人が。
結局23時くらいまで踊ってました。いい音楽だったなあ。おかげで確実に翌日は寝不足です。
なぜなら。
翌朝にMorning Workoutを入れてしまったから。。。朝から体を動かすなんてええやん!とか思って参加にしたけど、なぜよりによってパーティの翌朝に。。。なんとか参加する所存です。

すでに本島内のバスもないので、踊り狂った後にテクテク歩き、帰宅。
シャワーを浴びてすぐに就寝。おやすみなさい。
また明日も頑張ります。

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リンダウ会議は参加者のサポートがとてもしっかりしています。
各休憩のタイミングには必ず軽食がサーブされるし、下の写真のように水は持って行き放題です。
なぜか瓶で重いけど。プラスチックをなくそうっていう運動なのかな。


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25日の猫歩き。リンダウの島内にて。

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1日目
3日目

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