68th リンダウ・ノーベル賞受賞者会議参加記録 ~4日目~

しっかり足が筋肉痛の4日目です(モーニングワークアウトでやられました)。今日はここまでと違って、お昼以降には、ノーバル賞受賞者とのランチ、それからマスタークラスという口頭発表の場があります。マスタークラスは予め予約した会場にしかはいれないので、当日どんな若手研究者による発表があるのかはわかりません。それぞれの会場のテーマが決まっているので、そこから興味がありそうな場所に行くことになりますね。




今日一番目の講演は大隅先生による発表でした。今回参加されている唯一の日本人ノーベル賞受賞者になります。写真に撮れなかったけど、先生がオートファジーについて研究を始めた時は年間(だっけな)の論文数が20本くらいしかなかったのに、いまではものすごい量の論文がPublishされていることを示すグラフが印象的でした。一つの分野として成り立つには時間がかかることが分かるのと同時に、どうやったらそこまで自分の研究を信じて続けられるのかが気になりました。自分を信じてやり抜く力なのかな。

その後はLevitt先生の講演と、Sackmann先生、Zinkernagel先生のアゴラトーク。
Sackmann先生はひたすらリンダウという土地がどのようにして成り立ってきて(ローマ帝国の時代から)、どのようにサイエンスを育んできたのかを話されていました。Zinkernagel先生はひたすら免疫の話をしていたのと対照的でした。興味深いと思ったら、とことん調べてるのが共通点かも。

かなりの講演とかアゴラトークを見てきて結構飽和状態です笑。専門に特化した話って、こういう場だと難しい気もします。というのも講演では質問もできないので、完全に受け身です。自分の領域と被ってるときに参考になるのかな。まあ話す側は知ったこっちゃないって話ですよね。

とにかく午前のセッションを終え、今日はノーベル賞受賞者とのランチに向かいます。
リンダウの島内にあるレストランが会場です。そこでランチを食べながら、先生と話すというもの。
これも完全にどんな先生に当たるかで、盛り上がるかどうかが決まる気がします。予め自分で先生は選ぶのですが、いかんせんどんなキャラクターなのかは分からないし。Bishop先生とのランチでしたが、何を問題に感じている?という問いかけからのスタートでした。話は最近のアメリカにおけるサイエンスの現状についてに飛び、トランプが如何に馬鹿げているかという話に。いやまあ、大事だけど、ノーベル賞受賞者とのランチで積極的に話したいテーマではないよねと思ってしまいました。結局、先生側も流れに任せて話されていたので、終始ポリティカルな話題に。
そこで自分にもっと英語力があれば!強引に話題を戻すこともできたかもしれないですが、情けないことに全く割り込めず。できたのは終わって帰りにちょこちょこと先生と話すくらい。
この日本人メンタルはなんなんだ!どうしてオラオラと割り込めないんだ!?と、ものすごく悩みました。あれじゃあ居ないと同じです。英語力だけじゃなく、なぜ話題にカットインできないのかを考えます。

でも総じて思ったのが、ノーベル賞受賞者の先生も一人の人間だということ(もちろんずば抜けた人も沢山いるとは思うけど)。その政治の話が盛り上がるのは政治家とかまた別の専門の人だし、ノーベル賞を取ったからといって全てに万能であるわけではないなと。当然ちゃ当然か。

ランチの後はパネルディスカッションでした。お題は、”Publish or Perish”。

このパネルディスカッションはかなりの盛り上がりを見せました。というのも、SpringeNatureのチーフの人と、午前の講演でNatureをこき下ろした(一応フォローもした。インパクトファクターはクソという姿勢。)Schekman先生が同じ壇上にいて、ばちばちやり合うし、EMBO Journalのディレクターの人はジャーナルへの批判はToo muchだ!と切れちゃうし、参加した一人の学生も全く臆することなく切れ味鋭い様子を見せるしで、ものすごい熱気に。オープンアクセスの話では会場からSciHubの話も出たり。最初からはできませんでしたが、途中からは録音したのでまたしっかり聴き直してみるつもりです。しかし終わった後も聴衆の熱気もすごかった。もう一人参加されていたノーベル賞受賞者のVarmus先生が、我々科学者がインパクトファクターなどを安易に使う姿勢こそを変えなければいけないと言っていたのは、最も頷ける言葉でした。

その後は3人の若手研究者が口頭発表するマスタークラスに向かいます。
ただここでも、少し微妙な展開に・・・

司会進行はノーベル賞受賞者の先生なのですが、そのBeutler先生が発表の後の指摘したのが、話す時に「so」を使うなという一点のみ。しかも3人全員にそれをわざわざ伝えて、三人目の時には始まる前に使うなと言ったり、発表の最中に使ったら指差して指摘したりといった感じ。
いや、そこは別によくね?!しっかり発表してるし、良い研究内容じゃん!もっとまともな指摘できないの?と個人的には思ってしまって、もやもや。

ただ帰り道、一緒のタイミングになったポーランド人がどうだった?と話しかけてきて、あれはなくない?と言ったら、だよね!!と盛り上がったので、まあよしとします。盛り上がりすぎて、名前を聞くのも忘れてしまったので、また探さないと。。

この日はとくにディナーのイベントとかはないので、普通に用意された夕飯を食べて、一緒に居合わせた日本人参加者と飲みに行きました。
明日は多少フレキシブルに動こうかな。夜はバーバリアンイブニングといって、民族衣装で参加する人もいるイベントがあります。浴衣を持ってきたのできて行く予定。全てのセッションにとにかく参加する必要もないので、柔軟に行こうと思います。

それでは。

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27日も犬歩き。飲んでる横を通り過ぎただけ。



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3日目

5日目

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